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紙マニュアルからWebマニュアルを作るのは簡単?難しい?その過程でやるべきこととは

投稿者: マニュアル作成チーム
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「紙のマニュアルをWeb化してみたいけど、実際どのくらい手間がかかるのだろう」
「PDFをそのままアップすればいいだけなのでは?」
「一から全部作り直さないといけないのかな」
紙マニュアルをWeb化しようと考えたとき、こうした疑問や不安を抱える方は少なくありません。

結論から言うと、紙マニュアルからWebマニュアルへの移行は、適切な準備と手順を踏めばスムーズに進めることができます。もちろん、単に紙の内容をそのままデジタルにするだけでは、本来のWebマニュアルの利便性を活かすことはできません。ですが、ポイントさえ押さえておけば、「紙だからこその見にくさ」「探しづらさ」「更新しづらさ」から脱却し、現場でより使いやすいマニュアルへと変えることができます。

この記事では、紙マニュアルをWebマニュアルにするために必要な準備や進め方を、ステップごとに具体的に解説していきます。「大変そう」「簡単そう」といった印象論ではなく、実際にどんな作業が必要なのかを理解し、自社の状況に照らし合わせてご検討いただければ幸いです。

目次:

最初に必要なのは、現状の棚卸し

紙マニュアルをWebマニュアルにするために最初にすべきことは、現在の紙マニュアルの全体像を把握することです。これは「いまある情報をどう整理するか」「何を残し、何を見直すか」を決めるための土台になります。

  • どんなマニュアルがあるか(業務別・部門別など)
  • それぞれの内容や構成、更新頻度はどうか
  • どのように使われているか(現場で使われているか、誰が使っているか、形骸化していないか)

このようなことを整理していくと、以下のようなことが見えてきます。

  • 内容が重複しているマニュアルの統合
  • 不要な情報の削除
  • 古くなっている部分の更新
  • Web化に向けての優先順位付け

この棚卸しがしっかりできていれば、Web化の工数や進め方も明確になっていきます。逆に、このステップを飛ばすと、「どこから手をつければよいか分からない」「作ってみたけど現場では使われない」といった失敗に繋がりかねません。

紙からWEBにするには「構成の見直し」が不可欠

紙のマニュアルは、どうしても「冊子」や「文書」としてまとまりがちなため、情報が長文化しやすく、必要な情報にすぐアクセスしづらくなる傾向があります。

Webマニュアルでは、構成を「細かく」「階層的」に分けることが重要です。

例えば:

  • 紙マニュアルで10ページにわたって書かれていた手順を、
    • トップページ:「●●の手順」
      • STEP1:申請準備
      • STEP2:書類記入
      • STEP3:システム入力
        のように分けて掲載
  • 紙マニュアルでは一文で済ませていた注意事項を、Webでは「重要」マーク付きで強調

このようにすることで、

  • 目的の情報にすばやくアクセスできる
  • 読むべき情報だけを効率的に確認できる
  • 視覚的に分かりやすくなる

といったメリットが生まれます。

構成を「そのまま写す」のではなく、「Webでの見やすさ」を意識して再構成することが大切です。

画像や動画も活用しよう

紙マニュアルではスペースの都合や印刷コストの関係で、どうしても画像が少なくなりがちです。しかしWebマニュアルでは、画像や動画を気兼ねなく使うことができます。

  • 操作画面のスクリーンショット
  • 実際の手順を写真や動画で解説
  • 図解やフローチャートで手順を可視化

など、視覚的な情報が加わることで理解度が大きく向上します。

特に、操作方法や物理的な手順が含まれるマニュアルでは、「言葉で説明するよりも一目で伝わる」ことが多く、現場での教育や習熟のスピードも早くなります。

更新しやすい仕組みを整える

紙マニュアル最大のデメリットは、更新に手間がかかることです。

Webマニュアルにすることで、

  • 内容を一部だけ変更して即反映できる
  • 更新履歴を残しておける
  • 閲覧履歴やアクセス数を確認できる

といった管理面でのメリットも得られます。

ただし、Webマニュアルにしただけでは、更新され続ける仕組みにはなりません。

更新を継続するには、次のような工夫が必要です。

  • 誰が・どのタイミングで・どのように更新するかをルール化
  • 更新依頼の受付フローを整備
  • 更新作業がしやすいツールの選定(専用システムやCMSなど)

こうした体制を整えておくことで、「作って終わり」にならず、常に最新情報を維持できるWebマニュアルとして運用することができます。

WEBマニュアル化の進め方(全体フロー)

ここまでの内容を踏まえて、紙マニュアルをWeb化する際の全体の流れを以下にまとめます。

ステップ1:現状マニュアルの棚卸しと整理

  • どんなマニュアルがあるか、その中にどのような項目が含まれているかを一覧化
  • 内容の重複や不要部分をチェック

ステップ2:情報構成の見直しと再設計

  • Web向けに構成を分割・分類
  • ナビゲーションの設計、階層構造の設計

ステップ3:コンテンツのWeb用編集

  • テキストの見直し、画像や図解の追加
  • 必要に応じて動画コンテンツを作成

ステップ4:Webマニュアルツールへの反映

  • 運用しやすいツールやシステムに入力
  • テスト閲覧・表示確認を行う

ステップ5:公開・周知・運用開始

  • 社内への告知、利用方法の説明
  • 更新フローの整備・担当者設定

この流れをしっかり踏めば、初めてのWebマニュアル化でも安心して進めることができます。

まとめ

紙マニュアルからWebマニュアルへの移行は、決して「簡単すぎる」ものでも「とても大変」なものでもありません。やるべきことが明確になっていれば、確実に進められる業務改善プロジェクトです。

  • 現状の棚卸しと整理
  • 情報構成の見直し
  • Web向けのコンテンツ編集
  • 管理しやすい運用設計

この4つの柱を意識すれば、現場で使われ、更新され続けるWebマニュアルを作ることができます。

「Webマニュアル、うちでもできるかもしれない」、そう思ったときが最初の一歩です。

ご興味をお持ちいただけた方は、ぜひお気軽にお問い合わせフォームよりご相談ください。株式会社シーブレインでは、豊富な実績に基づいて、お客様の状況に合わせた最適なWebマニュアル化のご提案をさせていただきます。





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