マニュアル活用ブログ

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ちゃんと読めば書いてあるのに!読んでもらえないマニュアルはこうやって改善しよう

投稿者: マニュアル作成チーム
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せっかく時間と労力をかけて作成したマニュアル。内容は充実していて、必要な情報もすべて網羅されている。それなのに、「あるのは知ってるけど見てない」「一応見たけど、わかりにくい」と言われて現場で活用されていない。そんなお悩みを抱えていませんか?

実は多くの企業で同じような課題が発生しています。

その原因の一つが、文字ばかりのマニュアルであること。文字中心で構成されたマニュアルは、忙しい現場で読むにはハードルが高く、内容を理解するのに時間がかかるため、結果的に「読まれない」「使われない」状態に陥りがちです。

この記事では、図解や表、画面キャプチャなどを活用し、視覚的・直感的に分かりやすいマニュアルへと改善することで、利用率が上がり、業務効率も向上するということを、実例を交えてご紹介します。マニュアル改善に関心のあるご担当者の方に、ぜひ最後までお読みいただきたい内容です。

目次:

なぜマニュアルは読まれないのか?その理由を明らかに

まず押さえておきたいのは、マニュアルが読まれない理由です。多くの場合、内容が不十分だからではなく、「読むこと自体が負担」になっているのが問題です。

よくある理由は以下の通りです:

  • 文章が長く、どこに何が書いてあるのか分かりにくい
  • 複雑で、一読では理解できない
  • 検索しても必要な情報にたどりつけない
  • 全体的に文字ばかりなので視覚的に入りづらい

つまり、「読まれない」のではなく、読みたくてもすんなり読めない、理解したくても一読して分かりにくいというのが本音なのです。

視覚的なマニュアルがもたらす5つのメリット

この課題を解決するには、マニュアルの構造自体を「読みやすい形」に変える必要があります。そこで注目されているのが、図や表、フローチャート、画面キャプチャなどを効果的に使った視覚的・直感的に理解できるマニュアルです。

視覚的・直感的に理解できるマニュアルがもたらす主なメリットは以下の通りです:

1. 一目で理解できる

図解やアイコンによって、複雑な手順もすぐに把握できます。

2. 検索性が高まる

見出しやレイアウトが整理されているため、必要な情報にすぐアクセスできます。

3. 教育時間を削減できる

新人でも見れば分かる構成にすることで、OJTの負担が大幅に軽減されます。

4. 業務ミスを防げる

誤解や読み飛ばしを防ぎ、業務品質のばらつきが減ります。

5. スマートフォン・タブレット対応で現場活用が進む

現場で即確認できる形式にすることで、マニュアルが「使えるツール」になります。

つまり、見た目を変えるだけで、内容の理解度も定着率も大きく変わるのです。

改善のポイントは「設計」と「伝わり方」

視覚的・直感的に理解できるマニュアルにするためには、ただ図や表を入れるだけでは効果は出ません。大切なのは「設計」と「伝わり方」の工夫です。

以下のような改善ポイントを押さえると、実用性が格段に向上します:

  • 章立て・見出しを明確にし、全体の構造を整理する
  • 見開きや1画面で完結する構成を意識して、スクロールやページ遷移を最小限に
  • 図やフローチャートで全体の流れを先に示す
  • スクリーンショット+赤枠や吹き出しで操作箇所を明示する
  • 「よくある質問」「間違えやすいポイント」などの補足も視覚的に整理する

視覚的に理解できる情報設計に変えることで、「分かりにくい」から「分かりやすい」に大きく改善することができます。

実例紹介:マニュアル改善による変化

あるサービス業の企業では、100ページ以上の紙マニュアルがあるものの、「先輩に聞く文化」が根付いていました。改善のために、次のような取り組みを行いました:

  • 操作手順を1作業1ページに分割
  • 手順を「文章のみの説明」から「1~2行の説明と、画面キャプチャ+吹き出し」に変更
  • ポイントや注意事項を枠で囲って目立たせる

その結果、

  • 問い合わせの数が大幅に減少
  • 新人教育時間が40%短縮
  • 作業ミスや処理の手戻りによるやり直しが目に見えて減少

などの効果が得られました。

つまり、「文字で書いてあること」を「見て分かること」に変えるだけで、マニュアルが現場で活きたツールになるのです。こちらの企業では、将来的に他のマニュアルの改善とWeb化も検討されています。

今こそ、マニュアルを「伝える」ツールに進化させよう

マニュアルの本来の目的は、「ルールを伝える」ことではありません。「誰が読んでも、同じように理解し、同じように実行できるようにする」ことが目的です。

そのためには、視覚情報をうまく使い、「理解されること」をゴールとしたマニュアルに再構築する必要があります。

今、情報を持っているのに活用されていないと感じているなら、情報の伝え方を見直すタイミングです。

まとめ

どれだけ情報が網羅されていても、読まれなければ意味がありません。

文字だけのマニュアルから脱却し、視覚的に分かりやすく改善することで、マニュアルは「使われるツール」に生まれ変わります。それは、業務の標準化や教育の効率化、品質の安定にもつながります。

あなたの会社のマニュアルも、「読むもの」から「使われるもの」へと変えてみませんか?

株式会社シーブレインは、マニュアルの設計・改善をサポートするサービスを提供しています。現状のマニュアルに課題を感じている方は、お気軽にお問い合わせください。





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